2022年07月22日
本日は・・・って言ってますが、歯科処置した当日中にブログ上げれてましぇん
今回は推定13才のワンちゃんです。
この子は根尖周囲膿瘍と言って、上顎の歯周病が悪化して歯根(歯の根っこ)に膿が溜まり目の下が腫れたり、膿が出てきたりする病気です。
イラストで書くとこんな感じです。
実際の患者さんは
このようにお目めの下が腫れて膿が出てました。
他の歯もグラグラしてたり、歯石がびっしりついていました。
切歯の歯肉がかなり痩せてます。
僕はよく大根が埋まってる土がない状態って説明しています。分かりにくいなー。
下顎もかなり重度な歯周病があります。
いつものように歯科レントゲンです。
何度も言ってますが、歯科レントゲンは絶対必要です!
指でさしてるところが黒くなっていますね。
これは全て歯周病によって歯槽骨が溶けて、膿が溜まってるのです。
実際に確かめてみると、目の下とポケットが繋がってました。
このワンちゃんもここだけではなく他の悪いところもしっかり治療して、これから口が痛くなくバクバク食べて欲しいと願っています。
治療後です。抜歯したところは縫っています。
高齢のワンちゃんではありましたが、しっかりと麻酔からも覚めてくれて元気に帰って行かれました。
とにかく歯周病は早期発見・早期治療が1番です!
カテゴリ:ブログ,Dr.コモリのちょっと良い話